Microsoft Visual C++ や Visual Basic 、Java、Flash 等は高価な開発環境を購入しなくてはならないのに対して、Perl は、安価に開発環境が用意できるところが手軽さ、そしてとっつきやすさの一つだと思います。Perl の開発環境を整えるにあたり、こだわりたいのがテキストエディタですね。ここでは、まず私が個人的に必須もしくは便利と思う機能をあげ、最後に、私がお勧めするエディタを Windows, Macintosh 版それぞれでご紹介します。一度、お試しあれ。

 Perl の開発環境に便利なテキストエディタの機能を簡単にまとめます。必須というわけではありませんが、実際にコードを書く上で、非常に役に立つ便利な機能です。私個人が便利と思う順にご紹介します。


■ カラーリング

 Perl の組み込み関数や、引用、コメントアウトなどごとに色を変えて表示する機能です。特にコメントアウトで色を変えてくれるという機能は是非、実装して欲しいものです。また、Perl 組み込み関数のカラーリングは、記述ミスの防止にもつながります。

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図 : TeraPad の例

 この機能は私がもっとも必要と思う機能です。HTML のカラーリングをしてくれるテキストエディタは数多くありますが、Perl スクリプトをカラーリングしてくれるテキストエディタは限られてきます。特に EmEditor v3 では、個別に設定ができますので、自分流のカラーリングにできますよ。


■ 記号表示

 全角スペース、タブ、改行などは、Perl スクリプト上で意味のある文字です。通常、テキストエディタでこれらの記号を入れても目に見えない場合があります。これをあえて何かしらの表示をしてくれるよう設定できると便利です。特に全角スペースは重要です。全角スペースが入る場所によっては、Perl 文法エラーになってしまいますので、もし全角スペースがテキストエディタ画面上で認識できない場合、デバッグがとても大変です。

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図 : EmEditor v3 の例

■ 行番号表示

 Perl スクリプトのデバッグをする際に、Perl 標準のデバッガを使ったり、Apache のエラーログを見たりしますが、これらは、エラー箇所の行番号を表示してくれます。やはり画面上に行番号が表示されるという機能は必須です。

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図 : EmEditor v3 の例

■ サブルーチンジャンプ

大規模なスクリプトを組む場合、サブルーチンも膨大な数に及んできます。自分で作っておきながら、サブルーチンの仕様を忘れてしまい、再度コードを読み直すこともしばしば。。。(少なくとも私の場合です。)。そのときに便利なのがサブルーチンをリスト化して、それを選択することにより、その場所へジャンプしてくれる機能です。思いつきでコードを書く私にとっては大変便利な機能となっております。

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図 : mi の例

■ 複数行をまとめてコメントアウトする

スクリプトを組んでいる際に、よく複数行をまとめてコメントアウトしたり、コメントをはずしたりを繰り返すことがあります。特にデバッグの際によく、この繰り返しをするのですが、複数行にまたがるととてもめんどう。そこで、選択された行をまとめてコメントアウトしてくれる機能はとても便利です。もちろん、コメントをはずす機能も必要ですね。

Terapad の場合、TeraPad 用ツール TpInsTop をインストールして設定すれば、コメントアウト機能が使えるようになります。EmEditor v3 なら、エムソフト提供のプラグイン InsertLine Comments、DeleteLine Comments をインストールすれば、コメントアウト機能が使えるようになります。


■ 文字コード認識/変換

私の場合、UNIX マシン専用のスクリプトを組むこともしばしば。そのため、文字コードを EUC にしてスクリプトを組むことがよくあります。その場合、Windows マシンで作成すると SJIS がデフォルトとなってしまいますので、EUC に変換することがよくあります。そうすると、今、どの文字コードになっているかを確認できると便利ですし、間違いも減ります。

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図 : EmEditor v3 の例。ステータスバーに文字コードが表示される。

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ここでは、Perl スクリプトを書く際に、私がよく使っているお勧めのテキストエディタをご紹介します。


EmEditor EmEditor v3
配布サイト 株式会社エムソフト
http://www.emurasoft.com/jp/
作者 株式会社エムソフト
対応 OS Windows 95/98/2000/Me/NT4/XP
コメント シェアウェアですが、お金を支払っても満足できる高機能テキストエディタです。私もレジストしております。機能は満載ですが、非常に軽いのが特徴です。特に、キーワード検索・置換機能の処理の早さには驚かされました。プラグインも多数公開されており、基本機能では実装されていない機能も、プラグインで解決できます。ここで紹介したコメントアウト機能は、InsertLine Comments、DeleteLine Comments というプラグインを使って実現します。ダウンロードして、ファイルをダブルクリックするだけでインストールが完了しますので、とても簡単です。また、このプラグインは、ファイルタイプに応じて、自動的にコメント用の文字を判断してくれます。例えば、Perl なら「#」、JavaScript なら「//」のように。 
カラーリングに関しても、かなりのカスタマイズができます。正規表現による設定も可能ですので、設定の自由度が高いのが特徴です。
関連リンク プラグイン公開ページ

EmEditor


TeraPad TeraPad
配布サイト ToClip for Windows
http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-susumu/toclip/
作者 寺尾 進 氏
対応 OS Windows 95/98/Me/NT4/2000/XP
コメント シンプルな分、使いやすいのが特徴です。Perl スクリプトのカラーリングは控え目でシンプルですが、組み込み関数は太字表示するなどの工夫があり、非常にスクリプトが見やすくなります。私は、Perl スクリプトを作成する際には、よく使っています。また、上記便利機能は概ね実装しているので、重宝しております。

mi mi
配布サイト mi
http://www.asahi-net.or.jp/~gf6d-kmym/
作者 上山 大輔 氏
対応 OS MacOS7.x, 8.x, 9.x
MacOSX
コメント Mac 用のテキストエディタは多々ありますが、OS X に対応しながらも、Perl スクリプト支援機能が豊富なのが、mi です。時折、私愛用の iBook を使って、外出先にて Perl スクリプトを組むことがあるのですが、その際には重宝しております。他のテキストエディタでは見られないサブルーチンジャンプ機能はとても便利です。他のエディタでもぜひ実装していただきたい機能です。また、設定によって、現在編集しているファイルの文字コード、改行コードを表示させることが可能で、その欄にて変更もできます。Darwin 上でデバッグする私にとっては、改行コードを LF にすることが必要なのですが、その際にはとても便利です。

mi

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 もともと Perl スクリプトでの開発に関して UNIX から入った私にとって vi はよく使ったものでした。今でも UNIX 系 OS を触る際には、テキストエディターとして vi ばかりを使っております。そのため、Windows 等の他の OS で vi のインタフェースを実装し、Perl スクリプトを組む上での便利な機能まで実装したものが、私にとって理想的なテキストエディタなんです。ちょっとマニアックかもしれませんが、こんなテキストエディタもありますので、ご紹介します。

Vim Vim
配布サイト vim online
http://www.vim.org/
作者  
対応 OS Windows、Macintosh、各種 UNIX 、OS/2 等
コメント vi というと、UNIX のターミナル上でカタカタとキーボードばかりを使ったとっつきにくいエディタを思われている方も多いかもしれませんが、慣れてしまうと、とても便利で離せなくなります。各種 OS 上で vi の高機能版を実現しているのが、Vim です。各種スクリプトのカラーリングもちゃんと行われており、インタフェースを除けば、他の高機能エディタと遜色ありません。Windows 版であれば、配布サイトからダウンロードしてインストールすれば、メニューも日本語になっており、英語が苦手な方でも大丈夫。あとは、vi のコマンドを覚えればばっちりです。電車の中でノート PC を使ってスクリプトを書くことがよくある私にとって、キーボードだけですべてがこなせてしまうので、うれしいです。いちいち、トラックパッドやアキュポイントを使ってドラッグ & ドロップは、電車の中ではやってられないですからね。電車が揺れた際には、あ〜ぁ!ということに。。。

Vim
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